2025-12-04

PythonAsia (カンファレンス) の紹介とOnline Charity Talk H2イベントの紹介

Python Asia Organization (以下、PAO) の理事の寺田です。(PyCon JP Associaitonの理事でもあります)

本稿ではイベントの紹介や運営母体のPAOについて紹介します。

イベントの紹介

  • PythonAsia 2026 / 2026年3月21日~23日 / フィリピン・マニラ
  • PythonAsia Online Charity Talk H2 / 2026年1月31日 / オンライン

PythonAsia 2026

PythonAsiaはアジア地区で開催されるPythonのカンファレンスです。2025年まで実施していたPyCon APACからの置き換えのようなものです。(詳しくは最終節で説明します)

初回の「PythonAsia 2026」は3月21日から3日間、フィリピン・マニラで開催されます。

英語でのトークが複数トラックで2日間、開発スプリント1日間が予定されています。
公式サイト: https://2026.pythonasia.org/ 

参加方法はさまざまです。


スポンサーになったり、参加をする場合は、各国の地域で(可能な限り)現地語でのサポートを行います。日本においては、私、「寺田」が日本語でのやり取りや相談を受け付けています。 board@pythonasia.org に日本語でメールを頂ければ対応をいたします。

PythonAsia Online Charity Talk H2

2025年7月に続く2回目のオンラインイベントです。
前回の様子は、YouTubeにアーカイブが残っています「PAO Online Charity Talks H1 2025」。

2026年1月31日(土曜日)日本時間14:00から Zoomにて
公式サイト: https://pythonasia.org/events/pythonasia-online-charity-talk-h2/

オンライン開催のイベントのため、どこからでも参加が可能です。スピーカーリストは公式サイトで公開されています。

  • スポンサーになる・・スポンサー枠があります: sponsor@pythonasia.org
  • 参加する・・チケット販売開始

英語でのトークになりますが、アジアで活躍されている人を中心にし、日本からもTomoko Furuki (@komo_fr)さんとMaaya Ishidaさんの2名が登壇されます。技術的な内容が盛りだくさんの構成になっていますのでぜひともご参加ください。

Python Asia Organization

改めて、イベント運営母体のPython Asia Organization(PAO)の紹介と、過去に開催されたPyCon APACとの違いについて紹介します。

Python Asia Organizationの紹介

Python Asia Organization (PAO) は2024年10月に正式に活動を開始した非営利の団体です。

PAOは、アジア地域での Python言語の普及、東アジア・東南アジアにおける多様なコミュニティの成長を促進することを目的としています。 イベント支援やリーダー育成を通じて、持続可能かつ包摂的なアジアのPythonエコシステムの構築を目指しています。

PyCon APACとの違い

15年間続いたPyCon APACシリーズは、その名を引退させました。さまざまな理由がありますが、毎年ホスト国がゼロから運営する非効率性、知識継承の課題解消などの課題がありました。さらにPyCon APACを取りまとめる組織がなく、個人の活動に頼っていました。それらを改善するために、持続可能なアジアのPythonコミュニティを実現するため、国際法人 Python Asia Organization (PAO) が設立されました。これにより、商標管理とイベント運営への長期的な構造的サポートを提供できる環境を整えます。また、この新しいイベントシリーズを「PythonAsia」として現地コミュニティーと協力して主催することになりました。

詳しくは、Iqbal氏による下記の記事を参照してください。Iqbal氏はPAOの創設者であり代表で、これまで10年以上PyCon APACの開催を個人活動として支えてきました。今後は組織として支え続ける決断をしました。
この記事は、2025年3月に開かれた最後のPyCon APAC直後に記事が書かれています。
https://iqbalabdullah.net/ja/posts/2025/03/the-final-pycon-apac/

PAOとの関わりを増やす方法

PAO組織やコミュニティに興味がある方は、さまざまな形で関わることができます。



アジアにおける新たな取組としてPAOが立ち上がっています。組織づくりをしながら、イベント活動をしているという段階です。Pythonユーザのみなさんとなんらかの関わりが持てると幸いです。

2025-12-03

PyCon JP 2026 キックオフミーティングを開催しました

こんにちは!PyCon JP 2026の共同座長を務める佐野です。

11月終わりにPyCon JP 2026の主催メンバーとキックオフミーティングを開催しました。2026の開催に向けた最初の一歩になります!

PyCon JP 2026は、Pythonの国際カンファレンスとして開催される日本のイベントです。2025年は広島で開催され、2026年も引き続き広島にて開催となります。

この記事では、キックオフミーティングの様子と、これからどんな風にイベントを作っていくのかをお伝えします。

PyCon JP 2026 キックオフミーティングの集合写真です
PyCon JP 2026 キックオフミーティングの集合写真です

キックオフミーティングを開催しました

キックオフミーティングでは主に3つのことをやりました。

自己紹介

まずはメンバー同士の自己紹介から。主催メンバーは、過去にPyCon JPに関わったことがある方が多いですが、全員がすべてのメンバーを知っているわけではありません。どんなモチベーションで参加しているのか、PyCon JPで何を楽しみにしたいか、それぞれの想いをシェアしました。

バックグラウンドも様々で、エンジニアの方もいれば、デザイナーの方、学生の方もいます。こういった多様なメンバーが集まることで、イベントに色んな視点が入ってくるのが楽しみです。

座長として考えていたことのシェア

次に、私たち共同座長が2026年のイベントをどんな風に作っていきたいか、という想いをシェアしました。

PyCon JP 2026では、過去開催の内容を同じ形で行うのではなく、最初から主催メンバーみんなで企画を考えていくプロセスを大事にしたいと考えています。「こういうイベントにしたい」という想いを、みんなで形にしていく。そのプロセス自体を楽しみたいですし、それがイベントの質を高めることにもつながると思います。

やること/やらないことリストでディスカッション

考えをシェアしたところで「やること/やらないことリスト」をみんなで見ながらのディスカッションです。

やることやらないことリストの様子
やることやらないことリストの様子

このリストは「これがないとイベントが成り立たないよね」「これはできたらやりたい!」「これは今回はやらなくていいんじゃない?」といった内容を、2026チーム全員で記入をしているものです。

イベントには予算や人手、時間の制約があります。すべてをやろうとすると、どれも中途半端になってしまう可能性があります。同じ項目でも人によって意見が違ったりします。ある人にとっては「絶対あるべき!」ことが、別の人にとっては「そこまで重要じゃないかも」となる。そういった違いを話し合いながら、みんなで合意できる形を探っていきます。

その結果、PyCon JP 2026がどんなイベントとなるかが見えてくるのでは、と考えています。

PyCon JPを作っていくプロセスを楽しむ

今回のキックオフミーティングは、「PyCon JPをどうやって作っていくか」というプロセス自体を楽しむための最初のステップでした。みんなで「どんなイベントにしたいか」を考えるところから始めています。

私自身も主催メンバーと初顔合わせでもあったので、緊張しながらでしたが、どんなふうにイベントを作っていくかを話し合うのはとても楽しかったです。まだ手探りで進めている中なので、試行錯誤しながら良いイベントにしていきたいと思ってます。

引き続き、主催メンバーで議論を進めていきます。年内のうちにイベントの方向性を決めていこうと思っています。

2025-12-02

「Python Boot Camp in 北九州」開催決定のお知らせ

初めまして、「Python Boot Camp in 北九州 」現地スタッフの日下部です。「Python Boot Camp (略称: PyCamp)」が2025年12月20日(土) 福岡県北九州市にある、九州工業大学 戸畑キャンパス内の GYMLABO(ジムラボ)にて開催に決まりました。

GYMLABO: https://www.gymlabo.kyutech.jp/

イベント内容

  • 日時: 2025年12月20日(土) 13:00 - 17:00(12:30から開場、受付開始)
  • 会場: GYMLABO(ジムラボ) ワーク1-1 (九州工業大学戸畑キャンパス内)
  • 住所: 〒804-8550 福岡県北九州市戸畑区仙水町1-1 GYMLABO
  • 参加費: 一般: ¥2,000 / 学生: ¥500

connpassで募集を開始しています。申し込みは以下のリンクからお願いします。

開催場所の紹介

九州工業大学戸畑キャンパス GYMLABO

  • 移動時間の目安: JR九工大前駅から徒歩15分ほど

2022年にオープンした大変素晴らしい交流施設です。

GYMLABO への移動方法は公共の交通機関を利用する場合JR九工大前駅まで行き、そこから徒歩15分ほどで会場へたどりつけます。自動車で参加の場合は大学の西門での受付が必要です。


九工大前駅を出て、公園の近くにある看板を看板に沿って歩いて行くと、スピナ戸畑店が見えてきて、さらに5分ほど歩くと九州工業大学の正門につきます。正門の目印は、九州工大前の信号機、セブンイレブンがあるところです。

正門をくぐると学校の地図があり。60番のジムラボを目指してさらに歩く。銀杏並木がとっても素敵な道路です。


5分ほど歩くと右手に西門が見えてきます。自動車で来る場合は西門からしか入場ができません。さらに西門から3分ほど歩くと左手に駐車場が見え駐車スペースは20台ほどあり、駐車場のすぐそばにジムラボの会場が見えてきます。

Python Boot Campとは?

Python Boot Campは、多くの皆さんにPythonを知ってもらいたいという意図で、全国各地で初心者向けのチュートリアルを行っています。

講師

今回の講師は 筒井隆次(Ryuji Tsutsui)さんです。

懇親会

イベント終了後は懇親会も予定していますので交流を深めたい方はぜひ!場所はJR小倉駅近くの「浜焼き・さしみ・肉 酒房 万太郎」を予定しています。


オープンソースカンファレンス(OSC) 2025 Fukuokaで出展・発表してきました

 鈴木たかのり@PyCon JP Association代表理事です。

2025年11月22日(土)に開催されたオープンソースカンファレンス2025 FukuokaにPyCon JP Associationとしてブース出展と発表をしたので、その報告をします。

左はブースを手伝ってくれた鮫島さん

初めての福岡、初めてのOSC Fukuoka

私は福岡に行くのは初めてでした。会場は九州産業大学です。初めて訪れる大学ですが、博多駅から少し移動したところに広大なキャンパスがありました。

ブースで話していた感じでは、参加者でPythonをがっつり使っている人は結構少ない印象でした。学生の参加者の方も、ネットワーク系とかの方が多くて、ツールとしてPythonは使うけど、という方が多めでした。

今回のブース出展では、Python Boot Camp in 北九州が来月(12月20日(土))に開催されるため、その宣伝も行いました。現地スタッフの鮫島さんがチラシを持ってきてブースを手伝ってくれたのでありがたかったです。

また、今回うれしかった出会いとして「以前、福岡で開催されたPython Boot Campに参加して、PyCon JPにも参加した。PyCon JP 2026(広島)にもできれば参加したい」という方に会えたことです。「日程があえば、ぜひ次回のPython Boot CampにTAとして参加して欲しい!!」ということも伝えておきました。

ランチは、せっかく福岡に来たので、少し歩いたところにある豚骨ラーメンのお店(麺屋 すみ岡)に行きました。あっさりめでおいしかったです。

豚骨ラーメン

トーク:エラーはともだち こわくないよ

トークは 「エラーはともだち こわくないよ」と題して、Pythonのエラー、例外にどういうものがあるか、どのように例外処理をするかという話をしました。

トークの後半では最近のPythonでエラーメッセージがわかりやすくなっているということについて紹介しました。 

トーク会場

スライドは以下で公開しています。興味のある方はぜひご参照ください。発表は録画されているそうなので、後日OSPN.jpのyoutubeチャンネルで公開予定です。

おまけ:Python Meetup Fukuoka #5

PyCon JPの活動ではないですが、OSC Fukuokaの前日にたまたまやっていたPython Meetup Fukuoka 5に参加してきたので簡単に報告します。

このイベントについては、PyCon JP 2025のポスターセッションで主催のZhanさんが 発表していたのを見て知っていました。スピーカーとしてSteering CouncilメンバーのDonghee Na氏が韓国から来てくれるという、超豪華なイベントです。

Donghee氏がわざわざ日本に来てくれるなら会いに行かねば!!ということで前乗りして参加してきました。私の他にも3名ほど東京から参加した人がいたようです。なんと台湾からこのイベントのために来たという猛者まで!!

Donghee Na氏

最初のトークはPythonの開発全般の話、2つ目のトークはよりディープなPythonの実装についてのものでした。2つ目のトークのトピックは以下の4点でしたが、Cの実装だったりバイトコードの話だったりが中心で、めちゃくちゃ難しかったです。

トークの最後にはCPython 3.15になにが入るかという話があり、以下が紹介されていました。

終了後は会場での懇親会のあと居酒屋での二次会に行きました。Donghee氏とPythonコア実装などについてのディープなトークが展開されており、英語ということもありかなりついていくのが難しかったです...

Donghee氏と二次会メンバー(の半分)

終わりに

木曜に前乗りして3泊4日間の初めての福岡は、Python(とクラフトビールと福岡フード)で充実した旅でした。また福岡行きたいですね!!他の地域も。

BEERKICHIにて

 

 

2025-12-01

PyCon mini Shizuoka 2026 を開催します!

みなさん、こんにちは!
静岡県の Python コミュニティでスタッフをしている塚本です。

早速ですが、PyCon mini Shizuoka 2026 の開催が決定しました!!



開催概要

日時:2026年2月21日(土) 10:00〜18:00
会場:静岡市コ・クリエーションスペース / B-nest
参加費:無料(有料枠あり)

https://shizuoka.pycon.jp/2026

前回の開催に引き続き、会場は 静岡市コ・クリエーションスペース および B-nest です。
静岡駅から徒歩10分程度の大変アクセスの良い会場です。
参加費についてですが、一般参加は無料です!(パトロンも募集しています!)

キーノートスピーカー

今回のキーノートスピーカーは Atsushi Odagiri(aodag) さんにお願いしました。
静岡県出身で、Python はバージョン1.5から使い始めたという Pythonista です。
ぜひ会場まで aodag さんのお話を聞きにいらしてください!

Atsushi Odagiri(aodag)

Python使って四半世紀弱、もはや手足がPython。
株式会社オープンコレクター所属。
大学時代にHow To Become A HackerをきっかけにPythonを使い始め、それがオープンソース等のコミュニティー活動を始めるきっかけとなった。
名古屋で働きながらコミュニティ活動後、2010年に転職とともに東京に移動。
株式会社ビープラウドを経て2016年株式会社オープンコレクターに転職。
さわやかもいいけど久しぶりに五味八珍で餃子食べたい。

著書/訳書:
『パーフェクトPython[改訂2版](2020 技術評論社)』

プロポーザル募集中です

PyCon mini Shizuoka 2026 は現在、トークのプロポーザルを募集中です。
こんなサービスを作った
新しいライブラリを試してみた
開発していて気づきがあったこと
...などなど、発表したいことがある方はぜひ応募してください!

https://shizuoka.pycon.jp/2026/cfp

スポンサーブース出展も募集中です

前回に引き続き、スポンサーによるブース出展を募集します。
企業による出展だけでなく、個人活動の成果発表というようなブースも大歓迎です!
スポンサー特典として、一般のトークとは別にスポンサートークの時間を設けております。
詳しくは以下の募集要項をご覧ください。

https://docs.google.com/document/d/1e_J2xx3Ma7w5IoaAmgm9P1tc95QRXWYzOgV7TQPdO-U/edit?tab=t.36h07f8xwp2d

参加登録が始まりました

イベントへの登録は connpass にて実施しています。
以下のページより参加登録してください!

https://pycon-shizu.connpass.com/event/372943/

それではみなさん、静岡でお会いしましょう!!

PyCon JP TV #58「地域コミュニティ座談会」を配信しました。次回 #59は2025年12月5日(金)配信、テーマは「生成AIを使ったコーディングのライブデモ: Streamlitでフロント実装編」

鈴木たかのり@PyCon JP Associationです。 

PyCon JP TV #58「地域コミュニティ座談会」を配信したのでその報告と、次回#59「生成AIを使ったコーディングのライブデモ: Streamlitでフロント実装」の予告です。

PyCon JP TVの配信予定Googleカレンダーはこちらです。配信日を忘れないようにカレンダーへの登録をお願いします。

PyCon JP TV #58: 地域コミュニティ座談会

2025年11月のPyCon JP TVでは「地域コミュニティ座談会」と題して11月7日(金)に配信しました。視聴してくれたみなさん、コメントいただいたみなさん、ありがとうございました。

そして、今回はじめて現地参加枠を作って現地で参加して盛り上げてくれたみなさん、ありがとうございました。

面白かったら高評価してくれたり、チャンネル登録してくれるとうれしいです。
動画はこちらです。


各種関連情報へのリンクなどは、以下のPyCon JP TVのWebページで確認できます。
Pythonニュースでは以下についてとりあげました。

メイントーク: 地域コミュニティ座談会

メイントークでは、Python地域コミュニティに関連している3名のゲストをお迎えし、コミュニティに関する質問に座談会形式で回答しました。

ゲストの塚本さん(静岡)、りょうさん(愛知)、濱砂さん(宮崎)
 

お互いの質問やYouTubeでのチャットでの質問に回答しながら、それぞれの特色やなぜ地域コミュニティを運営しているのかといった内容について語り合いました。

ゲストで参加してくれた3名の、それぞれの視点から色々な話が聞けたかなと思います。

PyCon JP TV #59 予告: 生成AIを使ったコーディングのライブデモ: Streamlitでフロント実装編

次回のPyCon JP TV #59は2025年12月5日(金)に19:30から配信予定です。

メイントークのテーマは「生成AIを使ったコーディングのライブデモ: Streamlitでフロント実装編会」です。生成AIを作成して経費申請アプリを作成するところをライブで行います。

ただ、30分で全てを作りきるのは難しいので、今回はStreamlitを使用してフロント部分のみを実装し、入力フォームが作成できるところまでを目指します。

それでは、次回のPyCon JP TVでお会いしましょう。お便りもお待ちしています。「こんな内容を扱ってほしい」「パーソナリティーへの質問など」お気軽にご意見お寄せください!!

 

 

2025-11-15

PyCon JP 2025 参加者アンケートの結果を報告します

PyCon JP 2025 主催メンバーの鶴丸です。

一般社団法人 PyCon JP Association は、PyCon JP 2025 を 9月26日(金)〜28日(日)に広島国際会議場(広島市)で催行いたしました。

来年以降の開催の参考とするために、アンケートを行いました。このブログでは、アンケートの結果を報告いたします。なお、147 件の回答をいただきました。ありがとうございました。

参加者について

Q1. 年齢

最も多かったのは 36-45歳 で 32.9%、次いで 26-35 歳で 32.2% でした。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q1. 年齢 / Age。回答数: 146 件の回答。 

Q2. お住まいの国・都道府県

国内からは関東圏を中心にお越しいただきました。次いで広島県の皆様にお越しいただきました。

国外からは台湾、スペインなど、様々な国からお越しいただきました。

 フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q2. お住まいの国 / Living Country。回答数: 145 件の回答。

Q4. 職業

最も多かったのは、ソフトウェア・インフラエンジニア(ウェブ、バックエンド、クラウドなど)でした。

  

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q4. 職業 / Occupation。回答数: 147 件の回答。 

Q5. PyCon JP 2025 を知ったきっかけ

多かった回答は「友人や同僚」「PyCon JP スタッフから」「X (Twitter)」「他のイベント」でした。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q5. PyCon JP 2025を知ったきっかけやPyCon JP 2025の記事を見たメディアはなんですか?(複数選択) / How did you learn about PyCon JP 2025 (multiple choice)?。回答数: 143 件の回答。 

Q6-1. 主に利用している Python のバージョン

最も多かったのは Python 3.13 でした。一方で、Python 2 系のユーザや、バージョンを気にしたことのないユーザもいらっしゃいました。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q6. 主に利用しているPythonのバージョンを教えてください。 / Which version of Python do you use(multiple choice)?。回答数: 146 件の回答。 

Q6-2. Python の利用分野

個人的なツール開発や、Web 開発、機械学習などに利用する方が多かったです。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q6. 普段、どの分野でPythonを使っていますか? / What do you use Python for (multiple choice)?。回答数: 141 件の回答。 

Q7. Python 以外で普段利用しているプログラミング言語

「JavaScript / TypeScript」「Shell Script」「Java」などを利用するユーザが多かったです。

 フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q7. Python以外で普段利用しているプログラミング言語を教えてください。 / Which programming language do you use other than Python? (multiple choice)。回答数: 123 件の回答。

Q8. Python で利用するフレームワークやライブラリ

  • Webフレームワーク
  • FastAPI, Django, Flask
  • 機械学習・深層学習
  • Scikit-learn, TensorFlow, PyTorch
  • データ分析・数値計算
  • NumPy, Pandas

Q27. プログラミングをするとき、生成AIを利用しているか

常用的にコード生成しているユーザが多かったです。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q27. プログラミングをするとき、生成 AI を利用していますか? / Do you use generative AI when programming?。回答数: 144 件の回答。 

Q28. コーディング経験年数

非常に多様な経験値のユーザが参加してくださいました。

 フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q28. よろしければ、あなたのコーディングの経験年数を教えてください。/ How many years of coding experience you have?。回答数: 145 件の回答。

Q29. Python の利用年数

ここ10〜15年間で Python の利用者が増加したことがうかがえます。

 フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q29. よろしければ、あなたの Python の利用年数を教えてください。/ How many years you have been using Python?。回答数: 144 件の回答。

イベントについて

Q9-10. チケットの価格設定

約9割の皆様に、適正な価格であるという評価をいただきました。

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q9. 本イベントは有料で開催されましたが、値段は適切だったと思いますか?以下より選択してください。 / What do you think about the participation fee of PyCon JP?。回答数: 146 件の回答。 

Q12-15. 企画について

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q12. 企画について質問です。以下の事柄に対して、満足しましたか?。回答数: 。 

基調講演について

基調講演について、1日目は FastAPI のデベロッパ、セバスチャン・ラミレスさんにお越しいただきました。PyCon JP 全体のハイライトとして高く評価を受けており、「感動した」「重みがあった」「非常に刺激的だった」との声が多く、技術だけでなく人間的なメッセージに共感した参加者が多くありました。特に、Pythonコミュニティにおける姿勢や、継続することの大切さを伝えるメッセージが印象的だったと述べる声もありました。

2日目は、著書「#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった」の著者である、大塚あみ様に自身の経験と将来の展望を講演いただきました。特に、学生や若い方からいただいた感想として「大塚さんのお話をうけて、自分も何か挑戦しよう」と感じたなどの前向きな感想をいただきました。

一方で、来年への期待として、Python に関する高い専門性を持つスピーカーの講演を希望する声もありました。

来年のキーノート登壇者の招聘の参考にさせていただきます。

トーク・ポスターセッションについて

トークやポスターセッションについては、内容の多様性や、技術・分野の幅広さを評価する声がありました。ただし「何がどこで行われているのか分かりにくかった」「全体の見通しが不透明」という意見もありました。

オープンスペース

良い取り組みであった、という意見も頂戴いたしました。ただ、人が集まりにくく(周知がなく)、もうひと工夫が欲しかった、動きにくかったという意見もございました。

スポンサーブース

色んな話を聞けてよかったという声をいただきました。それぞれのブースが求人中心の出展なのか、商品紹介の出展なのか、そして、どんな分野の業種の出展なのかもう少し具体的に紹介があると行きやすいとのご意見がありました。

また、ウェブアプリ版のスタンプラリーについてトラブルが発生し、紙媒体に当日変更しましたが、こちらについて周知徹底が足りず、スタンプラリーに参加できなかった参加者もいるとお聞きしております。ご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。

Q16-17 Web サイトについて

サイトのデザインが美しく、参加を決める大きな要因になったという声が多かったです。一方で、タイムテーブルやスピーカー情報などの公開が遅く、情報が分散していて探しにくいとの指摘もいただきました。スポンサー情報・スプリント案内の改善提案もありました。

また、イベントについて決定が遅れた部分が多くあり、Web サイトへの情報公開が開催間近になってしまった場合もありました。

Q18. パーティについて

親会は料理の質・量ともに高評価で、ご当地グルメや補充の行き届いた食事に満足する声が多くありました。参加者同士の交流も活発で、パックマンルールにより初参加者も話しやすかったとの意見がありました。一方で、会場の狭さや混雑を指摘する声や、イベント中の企画(抽選やクイズ)を求める意見もありました。

Q23. Wi-Fi について

広島国際会議場が提供するフリー Wi-Fi を提供いたしましたが、特にスポンサーブース周辺で接続性が悪く、厳しい声をいただきました。

Q24. 今後も PyCon JP に参加したいか

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: Q24. 今後も、日本で開催されるPyConに参加したいと思いますか? / Do you plan to attend future PyCons in Japan?
。回答数: 147 件の回答。 

参加したい、という声を多くいただきました。

会場について

Q25. 開催地の検討について

今回の広島開催は非常に好評で、「地方開催だから参加できた」「観光も楽しめた」などの声が多く寄せられました。一方で、2年連続同一地域は新鮮味に欠けるとの意見もあり、「地方と東京の交互開催」や「全国持ち回り開催」を望む声が目立ちました。会場の利便性や雰囲気は概ね高評価で、「沖縄」「福岡」「北海道」など、次回以降の開催地候補も多様に挙がりました。

その他

その他にも、以下のような意見をいただきました。

  • お弁当やノベルティ、スポンサーブースのおやつが豪華で嬉しかった
  • 懇親会やランチでの広島の特産品や名物料理のチョイスがよかった
  • 午前中の参加者が少なく、発表が寂しかったのが残念でした
  • タイムテーブルを決める際に、スピーカーに候補日時を事前調査した方が良い
  • 尖ったセッションももっと欲しい

ここに書ききれなかった内容もたくさんございました。今回いただいた意見をもとに PyCon JP 2026 では、より快適で参加しやすく、学びと交流の両面で充実したイベントを目指します。多くのご意見を真摯に受け止め、次回以降の運営に活かしてまいります。皆さまのご参加とご協力に、心より感謝申し上げます。